畳を板間へプチリフォーム フローリング風クッションフロア仕上げDIY
気温の変動が大きい季節です。
熱帯魚部屋にエアコンを導入して本当に良かったと思える季節でもあります。
エアコンがなかった頃は、毎日水温のチェックをしていました。
万が一、ヒーターやサーモが故障した時に手遅れにならないようにです。
一度だけヒーターが故障していたことがありました。
ロリカリア専用の第三水槽でした。
正直そう簡単に壊れないだろうと思って油断していたのですが、その日の朝水槽をふと見ると全員が水中ポンプの下に集まっていたのです。
普段水中ポンプの下に入ることなんてありません。
よくよく考えると、少しでも暖かい所に避難していたのですね。
当然予備のヒーターはあったので事なきを得ましたが、少しでも不安のない日々を過ごしたいものです。
こんばんは、館山です。
仕事が激務で更新ペースがダウンしています。
今日は娘の参観日があったので、珍しく平日に休みを取りました。
参観日は午後からだったので、午前中は畳1枚分を板間にチェンジしました。
汚いです、はい。
もう築30年近くなる家ですからね、仕方ないです。
だから気軽にDIY出来るっていうのもあるんですけどね。
写真の上側の白いコードが出ているあたりに、GEXの水槽台を置いていました。
水槽台は通常自作しているのですが、たまたま譲ってもらって使っていました。
しかし本当にこれは悪いですね。
ちょっと濡れただけで表面の化粧板が浮いてきたりしていました。
しかもとりあえずと思って畳に直接置いていたら案の定カビていました。
今後のことも考えて、この畳1枚分を耐久性と防水性に優れた床にチェンジすることにしました。
当たり前ですが、畳はいつか沈みますので。
畳をはがす
畳をはがすイメージって中々ないのですが、案外と簡単です。
畳と畳の間、縁の部分にマイナスドライバーとかを突っ込んで浮かせるとすぐにはがせます。
こんな感じでクイっとやればOKです。
畳の縁は案外強いので、ちょっとぐらい強めにやっても大丈夫です。
しかも畳って乾燥しているので、思いのほか少しの力で持ち上げることが出来ます。
厚みを測る
畳をはがしたら、隣接する畳の土台からの厚みを測ります。
角度的に正確には見えていませんが、大体57㎜ぐらいです。
段差があっても気にならない!っていう人は、このまま適当なタイルカーペットなどを敷いてもいいかもしれません。
私は段差が気になるので、畳の高さまで床をかさ上げしていきます。
かさ上げ床の構造
畳を板間にする場合、私は根太+合板+クッションフロアシートという具合に重ねていきます。
根太っていうのは板を乗せるための土台です。
いきなり図面にいきますが、こういった感じで土台を作ります。
我が家の畳はかなり変則的なサイズで、830×1,795でした。
(※基本的に寸法はmm単位で書きますのであしからず)
これは一般的なサイズではないので、もし万が一真似したい方がいらっしゃったら、この図面の寸法は絶対に使用しないで下さいね。
根太に使用する木材は30×40の適当な木材を使用しています。
合板は12㎜以上を使用したいので、必然的にこのサイズになります。
根太と根太の間の寸法は正直適当ですが、一般的な床下の根太の間隔が300mmぐらいなので、それより強度を上げる意味で200mm前後を意識しています。
図面では短手方向へ根太を並べていますが、これには意味があります。
我が家の床の構造は、昔ながらの在来建築です。
簡単に説明すると、束石→束→大引き→根太→合板→床となっています。
コンクリートみたいなのが束石、束に乗ってる短い木材が束、束に乗っている木材が大引き、大引きに垂直に乗っているのが根太です。
詳しくは「床下 構造」あたりでググると解説図とかが出てくると思います。
大引きは太い木材で、大体90㎜角ぐらいです。
900㎜間隔ぐらいで設置されます。
根太は細い木材で、45角~が使われます。
300㎜間隔ぐらいで設置されます。
床のかさ上げ床の根太は、この床下の根太と垂直方向(大引きに平行)に設置するようにしています。
なので、
この写真の左の畳を板間にチェンジする場合は、長手方向に根太を敷くことになります。
40㎜の根太+12㎜の合板+2㎜のクッションフロアシートで合計54㎜となります。
恐らくぴったり施工されませんので、大体55㎜ぐらいになるのでOKです。
根太を敷く
コーナンで買ってきました。
コーナンはアプリを入れているとカットがほぼ無料になるのでよく使っています。
ただし、カットする人によってかなり当たり外れがあります。
なので精度を求める場合は頼み方にも工夫が必要になります。
例えば、椅子の足をカットしてもらう場合です。
1本ずつカットされてしまうと、1本ミスされると面倒なことになります。
なので、長さを揃えたい木材は、一緒にカット出来るように考えて頼むと割とうまくいきます。
話が逸れましたが、買ってきた30×40の木材を並べました。
真中らへんに途中で切れている木材があります。
今回2,000㎜×6本セットの木材を購入したため、2本ほど1本もので取れなかったので端材を組み合わせて使っています。
湯水のようにお金が使えればこんなこと考えなくてもいいのですけどね。
ちなみに、予想通り寸法通りでは収まらなかったので、短手方向の根太は5回ほど薄く切りなおしています。
最終的には予定寸法より4㎜短くしました。
根太を敷いたら、長手方向と短手方向が寸法通り合うように印をつけます。
正直、感覚でいってもいいとは思いますが、変なところで几帳面なのでちゃんと印はつけていきます。
ビスを打つ
根太は75㎜で打ち込みます。
合板は30㎜で打ち込みます。
長さはまあ適当でいいと思いますが、出来れば釘はやめた方がいいと思います。
DIYでよくあるのが、やり直したくなることです。
ちょっとしたミスなどがあった場合、ビスだとやり直しが簡単です。
なので出来るだけビスを使った方が賢明だと思います。
ビスを打ちました。
間隔は適当です。
広すぎず狭すぎず。
適当に打ったら大体200㎜ぐらいになってました。
実はふすま側の長手方向の根太は1回打ち直しました。
木材の反りがひどく、1㎜程浮いてしまっていました。
一度ビスを全て抜き、嫁に乗ってもらって端から慎重に打ち込むと何とか反りを抑えることが出来ました。
スリムビスでは、打ち込むだけではほぼ反りは抑えられないので注意して下さい。
ベニヤ程度であれば抑えられることもあるとは思いますが、あまり過信しない方が無難だと思います。
合板を張る
合板を張りました。
写真を撮るのを忘れていたので既に張り済みです。
合板は寸法通り綺麗に収まりました、不思議です。
当初、外周だけビスを打つ予定でしたが、思いのほか反っていたので、根太に沿って全部打ち込みました。
無駄であったかもしれませんが、安心出来るので不安ならやった方がいいです。
やりすぎて困ることはないと思うので。
クッションフロアシートを敷く
クッションフロアシートを敷きます。
今回一番高かった材料です。
1,000㎜で980円でした。
幅も長さも大き目だったので、綺麗にカットしました。
このカットをミスると全て台無しなので、気持ち余裕を持たせてカットし、何回か微調整して綺麗に収めました。
もう古い家なので、ボンドが畳についても気にしません。
なので今回は木工用ボンドで接着しました。
万が一ボンドがつくのが嫌な方は両面テープを使って下さい。
たぶんその方が楽だし綺麗だと思います。
耐久性に関しては分かりません。
不慮の事故でボンドがつくのは仕方がないですが、出来るだけつけたくはないので金属ヘラで伸ばします。
合板の外周に少し多めにボンドを出し、内側に向かってヘラで伸ばします。
こうすることで縁までボンドがいくし、外側ににじむリスクを減らせます。
さっきと見た目は一緒ですが、接着が終わりました。
端っこは、ローラーとかで抑えると綺麗に仕上がります。
こんなのがあると便利です。
壁紙も自分で直すので当然持っています(笑)。
さて、こんな感じで耐久性と防水性を兼ね備えた床に大変身しました。
まあそもそも和室でするなって感じですけどね。